2013年6月6日木曜日

こんなエンジニアは嫌だ!

こんなSES営業は嫌だ!を書いたのでどうせならばエンジニアver.で「こんなエンジニアは嫌だ」をと思いまして書きます。エンジニアについてもSES会社の営業さんとは何度もご一緒することが多かったので、結構逸話を聞きました。私自身もエンジニアであり、フリーランス、エンジニア派遣問わず色々なエンジニアの人と接してきているという事もあり、中から見てこんなのは嫌だなあという話をしていきます。



勤怠が悪い

これは終わっています。
フリーランス、会社員問わず必ずいます。
仮に100歩譲って今の現場で午前休みや休日が多くても更新があったとしても、その姿勢で仮に次の現場に入ったとして、厳しい現場だとどうするのでしょうか。私の知っている人は勤怠不良で最速10日で退場になっていました。フリーランスで勤怠不良を繰り返すと、大抵の場合、その所属会社から切られます。勤怠不良のエンジニアを提案して、自社の評判を落とすリスクを犯したくないからです。仮に若くて開発がバリバリ出来る人でしたら、なんとかなるかもしれませんが、開発はバリバリ出来るけど常駐していない人よりも、普通に開発は出来ていつも常駐してくれている人が重宝されます。何かイレギュラーや突発的に仕事をお願いしたいときにいないのであれば、何の意味もないからです。

面談に来ない

これも終わっています。
約束くらい守れと言いたくなります。 大抵の場合は、最悪でも直前に連絡があるのですが、稀に連絡がなく時間が来てしまう事があります。1年に1回あるかないかです。大体の場合は約束の時間5分前とか過ぎた後くらいに電話か直接訪問されて事情を説明して帰っていくパターンです。
なんというか虚無感が漂います。
大体の原因は、面談に連れてくるSES会社とエンジニア、または所属会社との関係性にあると思います。
大してしらない会社同士なのに、なんとなく案件、人材でニーズがあってまあ進めてみるかと進めてみたものの、どこかで軋轢が生じエンジニア、所属会社が行かなくていいか、という感じになるのではないかと思います。たまにはしょうがないかな、と思いますが、日程の再調整が土壇場でしかも度重なると良い印象は全く無くなりますね。


コミュニケーションが取れない

たまにいます。
若い方に多いですね。先日なかなか他に例を見ない方がいました。自己紹介を兼ねてこれまでの案件説明をお願いしたら、立ち上がりから停止してしまった方がいました。3分ほどですかね、シーンとした空気が流れたのを。その時点で「ないな・・・」と思いました。アジャイルの現場案件だったので、どう考えてもコミュニケーションが取れないからです。その後なんとか話し始めましたが、声が小さいのと、もぞもぞしゃべるので何を言っているのかさっぱりわからず、早めに面談を終わらせました。やはり積極的に自分から話しかけられるという行為が出来ないと判断すると、アジャイルの現場では採用は難しいです。


もぞもぞしゃべる



結構います。まあ大きい声で言ってもらうか、気をつけて聞き取ればなんとかなるといえば、何とかなるのですが疲れます。滑舌が悪いという方の場合は、大きな声で言ってもらえると、滑舌が悪いのはどうしようもないのでなんとも思いませんが。

参画が決まってから金額を上げてくる

これもフリーランスエンジニアですといます。
基本的に私はこの手の交渉は一切、応じません。SES会社さんがこのような口実で金額の調整を依頼された場合、即断ります。まあ「言ったからには責任を持て」というところです。確かに案件によってはSESの営業さんからの事前情報と違い、高稼働が予想されることもたまにありますが、精算無しの固定の案件でもあるまいし、稼働が高そうなので断る、というのでしたらわかりますが、金額を上げてくるというのは意味がわかりません。ポジションが違うから増額しろ、という場合もありますが、回答した金額で請けない場合は一切、交渉に応じません。

金額感がそもそもズレている

これもいます。金額感がズレているのは大体フリーランスよりも、SES会社自体の場合が多いです。一度、2年目くらいの若手エンジニアを76万円で提案してきたSES会社がありました。それを見て逆にどんだけスゴいエンジニアなんだ?と思って会ってみましたら、全く大した事無かったです。完全にボッてました。Javaは自信があると言っていたわりに「JSP」を知らなかったんで「あー、ないなー」と思いました。面談が終わった後に、「この金額は前の現場でもこれだけもらっていたんですか?」と聞いたら「はい」と答えたんでこの営業さん(営業さんというか確か所属会社の社長さんでした)、絶対ウソついていると思いました。
まあこれはSES会社の例ですが、フリーになりたてのエンジニアさんなんかもよくありがちです。正社員でC言語やC++のようなクローズド案件に派遣されていて、会社×会社でですが、金額が80万円とか払われていた人にありがちです。自分にそれだけの価値があると勘違いしてしまいます。フリーランスはまさに需要と供給で金額が決まるので、そういった人は一気に市場経済の洗礼を受けます。
あとは、かなり昔の1人月100万円の時代を生きてきた人は、ズレていることが多いです。
だいたいそういう人は干されてきましたね。


商流を飛び越えようとする

これはある程度の年齢の人に多いです。
30代とか40代のフリーランスですね。中間搾取会社あたりで飛び越えをしてもらっても全然良いのですが、たまにSIer等元請けを飛び越えてクライアントと契約しようと試みる人がいます。まあ正社員としてとかならば受け入れてくれるかもしれませんが、あんまり相手にしてもらえないと思います。私でもその手の相談を受けた場合は、「基本的に個人の方との直接契約はリスクがありますので、お断りしています。」と言います。何か問題があったときに直接契約だと、クッションがなくモロにダメージが自分に来て恐いからです。


エラそう


これもいます。
こればっかりは性格の問題だと思いますが、やたらと面談でエラそうな人はいます。それで本当に仕事が出来るのならば良いのですが、出来なかったときはただのホラふきなので、困ります。エラそうな人の場合は扱いに困るので私も判断材料としてはマイナスポイント扱いです。

ウソをつく


こればっかりは終わっています。
出来もしない作業を面談時に出来るだとか、意味不明な理由でウソをついて休むエンジニアがいます。
出来もしない作業を出来るというエンジニアは困ります。場合によっては即退場にします。意味不明な理由で休むエンジニアも終わっていると思います。
前にいましたが「母親が入院して、看病で・・・かなりの危険な状況で・・・」という理由で休むのですが、毎度の事、昼から出社したり休んだりです。こういう人は決まって、午前休や一日休むことを連絡してきません。問い合わせてやっと回答してきます。一週間現場に来ないこともありました。ただ、たまに出社しているなと思ったら、大体のんきにタバコを吸って席を外している事が多かったのと、何故か休んだ分を土日出社したがったりでしたので、確証はないですが、「あー、ウソだなー」と思いました。土日こそ、1日付き添いで居てやれよと。そもそも、そんな大変なら途中退場でもして、真剣に看病しろよと。そんなウソをついて稼働が終わっているエンジニアと遭遇したので、それ以来そういうことがあったら何らかの物的証拠の掲示をさせるようにしています。私も土日出社したいと言われたので、しょうがないので責任者という立場上、付き添いで出社して巻き沿い食らいました。

というわけで「こんなエンジニアは嫌だ」でした。
どんなエンジニアも初めから勤怠が悪かったり、エラそうだったりしたわけではないと思います。それなりに経験を積んで自信もついてそうなって行くのでしょう。コミュニケーションに問題がある方の場合は、ある程度は意識と練習でなんとかなると思います。

干されないためにも、私自身も気をつけたいと思います。