2013年6月7日金曜日

外国籍のフリーランスエンジニアっていくらもらってるの?

フリーランスエンジニアのリアルな収入の話をしようでは日本人のフリーランスエンジニアの年収について触れました。
業界的に外国籍の方もしごく普通に稼働している業界なので気になる人は気になるのではないでしょうか。

(マリッサ様は全然外国籍のエンジニアとは関係ありません。すみません)

正直、記事に出来るほど把握している外国籍フリーランスエンジニアの年収例の母数がそんなにありません。
記事にしようか止めておこうかと悩みましたが、統計上の正確さよりも事実として外国籍でもこれだけもらっている人もいるという、参考例にしてもらいたいので、記事にします。





すみません、知人の外国籍エンジニアが2名しかいません。ということでサンプルも2例だけです。
インフラエンジニアは日本人問わず、出来る人は金額がかなりもらえるので例外無くこの人も高めになりますね。Javaエンジニアについてはまあ良い金額だと思います。

国籍が金額に影響する事はない?

個人的には、国籍がもらえる金額に影響する事はないと思います。
では「外国籍」ということが影響する点というのはどういうところなのか、というと
  ・案件自体に制限がある
  ・そういう目で見られる
  ・コミュニケーションがとれるかどうか
という点になります。

案件自体に制限がある

こればかりはしょうがないと思って腹をくくりましょう。某東京駅の案件でも、Java開発は外国籍が不可だったと思いますが、iOSやAndroid開発は外国籍でも可能だったはずです。外国籍が不可というのは基本的には「PM等管理の人間の好み」という理由に過ぎないです。
 よく、アタマの悪い年配営業の人が「金融系はセキュリティの関係で外国籍はダメなんだよ〜」とかエラそうなことを言っていますが、これは金融という業種上のセキュリティの関係でNGではありません。だったら、国内金融機関にいる正社員で外国籍の人はどう説明するんでしょうか。大きな間違いです。 某大手ネット証券の再構築案件にもSIer経由で外国籍エンジニアが入っています。もし、こういったことを言っている営業さんがいましたら、スルーで良いと思います。実際はPMや上位層が要員の募集をかける際に「PMが外国籍はNGで」と言っているだけです。ただのPMの好みです。 ちなみにもっと深く説明しますと、流れとしては大体の場合、初めは日本人限定でエンジニアを募集します。それで充足すれば、それで完結です。しかし、エンジニアが集まらない場合、国籍の制限を外し、より広く募集をかけます。大体の場合はこの流れです。
たんにPMの好みで「外国籍はコミュニケーション面倒だし、地震のときみたいにいきなり終了にされても困るしで、内部ロジックを他社にバラされて何かあったら困るし、NGにしておこう」 という感じでNGにされます。
しかし、エンジニアが集まらないとなると、納期やクライアントからの指摘でお尻に火がついて「外国籍でもいいからエンジニアを連れてこい!」となります。
なので、大体の場合は「PM等管理の人間の好み」です。ア◯センチュアさんのPMなんてそもそも日本人ではなく、日本語も話せないという人が普通に金融機関の案件のPMしてますからね。思い込みで判断しない方がいいです。


そういう目で見られる

これも先に説明した案件自体に制限があるとほぼ同じですね。外国籍OKの案件で面談に進みましたら、ほぼ100%「日本語でのコミュニケーションは大丈夫ですか?」と聞かれます。
これも外国籍のエンジニアの宿命なので、しょうがないと思います。ただ、目の前で話しているのに「日本語でのコミュニケーションは大丈夫ですか?」と聞くのも変な話ですね。
そういう目で見られるというのは、コミュニケーションだけではありません。3月11日の地震のあとに外国籍のエンジニアが一斉に稼働を終了させて帰国?してしまったという前例でもそういう目でみられるという意味があります。
真偽の方は私もわかりません。良く聞く言い分としては、「地震の時みたいにいきなり仕事をほっぽり出して帰国されるのは、本当に困る」というものです。まあつまり、どんな外部要因が起ころうともきちんと責任を持って業務を遂行してくれますか?という意味だと思います。

コミュニケーションが取れるかどうか

これも先の二つと同意なのでそのままその通りです。
きちんと日本語でのコミュニケーションを心得ており、日本での仕事の仕方は大丈夫ですか?ということです。

というわけで、この3点さえしっかり出来れば基本的にはそこまで国籍で金額が安くなるということは一切ありません。むしろ国籍で金額が安くなる現場がありましたら、その安くなる根拠を教えて欲しいくらいです。
どちらかと言えば、ブリッジSEなどのときに英語ネイティブレベルが求められるのですから、外国籍の方が有利な条件もあるのではないかなと思います。

終わりに

 というわけで外国籍のフリーランスエンジニアっていくらもらっているの?でした。
正社員で外国籍の人はたまに見かけますが、フリーランスという人はわりといないのかもしれませんね。まあフリーランスでエンジニアをするのでしたら、別に日本でなくてもいいですしね。
日本で外国籍といえば、中国、韓国からの方がほとんどだと思います。近いですしね。 個人的にはそこまで外国籍には抵抗はないです。唯一あるのは、たまに会話が聞き取りにくいくらいでしょうか。あとは、文化的な背景が違うので感情が読みにくいところです。若干強め口調なため「あれ?機嫌よくないのかな」と思ってしまいます。大抵それが普通なんですけどね。
わたし的には、仲良くやってくれれば何でもいいです。歴史認識とかそういうのよりも、本当に信頼し合えるか。これが大切かなと。

今後も外国籍のエンジニアはもっと増えるかもしれませんね。仲良くやって行きましょう。