2013年6月5日水曜日

こんなSES営業は嫌だ!

IT業界、特にSES界隈では色々なスタイルの会社があり、特徴のある営業さんがいます。

そもそもそんなに歴史のある業界ではないので、転職してこの業界にきた営業さんも多いです。私の知っている方では前職不動産営業の人もいれば、金融系出身者もいたり。一番すごいのでは元プロサッカー選手という異例の経歴の人も知り合った中ではいました。しかし比較的多いのは、もともとこの界隈にいて、別の会社に移るというのが多いです。エンジニア出身という人も稀にいましたね。

年齢は20〜30代が多いでしょうか?年齢は極端ですね。若いか、年配か。20〜30代の人はWeb系に特化型で年配の営業さんがいる会社は組み込みや汎用機あたりの案件を扱っていて設立20年以上という感じで極端に分かれます。

服装はがっつりスーツを来ている人もいれば、若干カジュアルダウンした営業さんもいたりと本当に千差万別です。さすがに完全に私服という人はこれまで一人しか見た事がないですが・・・

今回はそんなSES会社の営業さんについて、「こんなSES営業さんはいやだ!」という記事をお送りします。たまたま知人と一緒だったときに営業さんの話で盛り上がったので記事化しました。





エンジニアのスキルを理解出来ない

これはかなり多いです。
大体の場合は、ほぼわからない人が多いです。そもそも言語やフレームワーク、DB等理解されていないので、そこまでコアなことを理解して欲しいとは思いませんし、逆にがっつりわかる人がいたらそれはそれで困るでしょう。
しかし、ほどほどになんとなーくわかるくらいに知っておいてくれると助かります。どういう開発が過去の経験で多く、得意か。強みはどこにあるのか。
自分の会社で扱っている商品の強み、弱みを把握していない営業さんはいるでしょうか?
(全エンジニアの皆様、モノ扱いですみません。あくまで例えです。)
そういったことを理解出来る営業さんが良いですね。
ただ、さすがにJava開発経験があってEcipseを使っていただけでスマホアプリ開発のエンジニアだと思うレベルは勘弁ですが・・・

いろんな営業さんから連絡が来る

これは本当に嫌です。
一つのSES会社なのに、複数の営業さんから「この案件はどうですか?」と連絡が来る会社が中にはあります。
「あなたの会社は一体どの案件がおススメなんですか?」と問いたくなります。
大抵、携帯電話を連絡先に登録しておくとコールのデスマーチになります。
会社の電話から連絡されても誰が連絡されたのかわからず、携帯電話から連絡されても知らない電話番号からの着信がたくさん残ってなんだか不快な気分になります。
まあ今みたいな案件が多い時期特有の悩みとも言えますが、きちんと社内で管理して欲しいなと思います。担当さんがいるとそれはそれで楽で良いですが、その担当さんがハズレの人だったときは困ります。
 
知らない間に面談が設定されている

これも相当嫌です。嫌悪感すら覚えます。
大抵、突然連絡があって、「今日の夜に面談が設定されているので、来れますか?」とか「上位会社が是非、来て欲しいと言っているんです」と言った感じで連絡が来ます。電話に出れないと、複数回の着信が当たり前のように入っています。
そもそも自分で確認していない案件の面談が何故設定されているのかが疑問でしょうがありません。こういう営業さんは自分が同じ状況だったら、自分が知らない案件に面談に行くのでしょうか?まだ勤務地が通える範囲内で、内容もそんなに悪いものでなければ良いですが、劣悪な案件だった場合は、何かしてくれるんでしょうか。マジで勘弁して欲しいです。
 
稼働の終了を伝えたらゴネられる

これも結構あります。
これは営業さんだと、自分の営業成績があるのでわからなくもないのですが、約束通りに1ヶ月前とか約束された範囲内で申告しているので、理解してもらいたいと思います。

面談の結果を回収出来ない

これも結構あります。
言い分として多いのが「クライアントからの回答がまだ来ないんです」が多いですが、それぐらい電話で聞けよ、と言いたくなります。大抵最終的には、「この案件については大抵OKの場合は、即とか翌日には回答が来るのでこれだけ期間が経っていると恐らくは見送りと思って下さい」といった感じで曖昧な回答になって流されます。
どういう付き合い方をしているのかわかりませんが、可否くらい回収して欲しいもんです。

勝手にスキルシートを配信している

これも稀にあります。
これは個々の営業さんの行いというよりは、その会社のスタイルと言えるのではないでしょうか。 大抵の場合名前とかは伏せられているので、構わないと言えば構わないのですが、なかなかエンジニア本人からしたら自分のスキルシートが不特定多数に一斉に配信されていると思うと悲しいものです。

ウソをつく

これは終わってます。
 人として論外です。大抵の場合面談回数を誤魔化したり、金額を初めは希望に全く沿えないのにとりあえず進めるだけ進めて、決まった後から、「案件はもう無い」だとか「スキル的にもこの案件に入って勉強した方がいい」だとかテキトーなことを言って無理矢理稼働させようとします。
よく多いのは、「上位会社からの支払い金額が80万円なんでなんとか75万円で受けてくれませんか? 」とさも具体的な数字を出して、「ああそうなんだ、じゃあそれで請けるか」と思っていざ現場に入ってみたら、何かしらのきっかけでポロっと本当の数字が聞けると「ええ!!!そんなにとってんのかよ全然違うじゃん」ということがあります。もうその瞬間から嘘つき会社確定です。
そんな無駄な嘘をついて、悪い印象を持たれるくらいならば、初めから正直に話して理解してもらった上で、進める方がよっぽど良いと思います。



というわけで、「こんなSES営業は嫌だ!」でした。

私も仕事を頂くのにSES会社の営業さんにお世話になった時期がありましたので、懐かしい話です。結局大切な点は、その営業さんとエンジニアとの間で信頼関係を気付けるかだと私は思っています。
信用出来る人でしたら「10万円くらい管理料取られてもまあイイか」と思いますし信頼出来なかったら「ふざけんな、お前のどこにその価値がある!」と思います。
そう言う意味では、間に入っている中間搾取会社なんてのは、まったく価値がないとも思っています。スキルシートを転送して、エンジニアを引き渡し、決まればラッキー。そしてその後は、勤務表を転送して終わり。これで10万円とか搾取している会社はマジで意味不明です。エンジニアとも向き合わず、クライアントとも向き合わない。一体どこを向いて仕事をしているのか、教えて欲しいくらいです。
まあIT土木と言われている業界なので、ピラミッド構造なのもわかりますが、もっと価値を発揮して欲しいですね。
ちょっと愚痴っぽくなりましたが、SES会社の営業さんでこれを見ている方おられたら、こうならないようにしてもらいたいです。