2013年10月1日火曜日

Javaエンジニアでソーシャルゲームに行こうとしている人はちょっと待て!

ここ最近ちらほらと耳にし始めた話なので、記事にします。





1年くらい前から噂では存在していた話ですが、Javaエンジニアでもソーシャルゲーム開発経験者が何故か嫌われています。

1年前に噂で耳にしていたのは

「ソーシャルゲーム行くと、現場出てきても使い物にならなくなるよ〜」

というものでした。
私自身は特段そんな風には思わず、「BtoC開発に違いは無いんだしそんなことないでしょ」と思っていましたが、先月2名ほど知人でソーシャルゲーム開発案件に1年ほどいたバリバリJavaのWebアプリケーション開発エンジニアが次の開発案件で見送りになった話を聞きました。ちなみに2人とも普通のBtoC向けWeb開発案件でした。

うち1人は書類の段階で

「ソーシャルゲーム開発の人はちょっと・・・」

と見送りになっています。たまたまなのかもしれませんが、どうもソーシャルゲーム開発案件はそっち側の業界(ソーシャルゲーム業界)でない限りウケが悪いような気がします。

理由はなんだ?

なんでしょうか、ソーシャルゲーム開発のウケが悪いのは。たまたまその2人のスキルが次の開発案件の求めるスキルと合わなかったのか、本人のスキルに何か足りなかったのか、ということももちろんあります。
しかし、以前から耳にしていた「ソーシャルゲームの現場に行くと、使い物にならなくなる」という噂が存在していた点は気になります。

勝手に考察してみますが、個人的には品質について軽視気味なところではないかと思います。BtoBでは品質についてはかなり厳しいですね。コンサルティングファーム出身者の知人エンジニアなんかは品質について熱弁してくれます。

というわけで「品質が軽視される可能性があるから!」以上です。
・・・とは行かないですね。BtoCでも同じくスピードを重視するため、品質は軽視されることがあります。すごい現場だとテスト無しに実装してしまってます・・・。

何でしょうね。BtoCのWeb開発の中でもソーシャルゲーム開発が疎まれる理由は。
他に思い当たるものと言えば・・・ソーシャルゲームに対する外のイメージでしょうか。

実際にはそんなにBtoBのWebアプリケーション開発もBtoCの中でもソーシャルゲーム開発は違いは無いと思います(品質の面は違いますが・・・)。業務系でもアジャイルでの開発現場はありますし、ソーシャルゲームでも設計思想が出来ないとそもそも開発出来ないところはあります(ソーシャルゲーム開発現場に初めからいるエンジニアの中では設計書が書けない人もいますが)ので、何かが劣るということは無いと思います。
唯一あるのは、BtoBや業務系開発の現場の人からすると、ゲームが大好き!という人でない限り、「ゲーム開発してました!」と聞くと「ゲーム?なんだそりゃ。さっぱりわからんし大丈夫か?」という目で見てきます。

この差ではないでしょうか。
ゲームの開発案件は渋谷しかりで金額がまあ良いという点がありますが、世間一般ではそういう穿った目で見てくる人もいるということを理解して現場を選んだ方が良いですね。

もちろん、次の現場に行く際に自分自身の仕事をきちんとソーシャルゲームの現場を知らない人にきちんとした開発案件であると仕事内容を説明出来るように気を付けておく事も大切です。

ソーシャルゲーム業界に骨を埋める覚悟の人は気にしないで良いですけど・・・

今日はこんなところです。