2014年10月19日日曜日

「トクハ」っておいしいよね、という話

もの凄く、更新を放置しておりました。

こんな、勝手気ままに毒舌にゆるーく書いているブログをそれでもご覧になって頂いていた皆様、大変失礼しました。

さて、放置していた9ヶ月近くちょいとこれまでと違う環境下での現場にいたものですので、色々と新しい情報を知ることが出来ました。

順次情報の扱い上、危なくない範囲内で御紹介していきます。

まずは、タイトル通りのお話です。



「トクハ」は金額が高い!



今まで色々と技術者の月額単価について触れてきましたが、ほとんどが業務委託(準委任)の話を中心に御紹介してきました。

しかし、特定派遣契約(トクハ)については、自身の身分もあり全く無縁であったので、関わる機会がありませんでしたが、ちょいと深く関わる機会があって色々と見ましたが、
まあ、金額がヨロシかったです。

開発技術者でもっとも高かったものでは、5,300円/h台でした。高い、高すぎます。なんと羨ましいことか。5,300円/hと仮定して、200h稼働するとなんと!1,060,000円/月です。ウハウハです。笑いが止まらないでしょう。

よくわからないシステムやネットワーク・インフラ、サービスの保守・運用ワーカーみたいな「それ、バイトでも出来るんじゃない?」みたいな案件でも実は金額が結構良いです。大体平均3,000円前半/hくらい派遣事業者はもらえます。仮に3,200円/hとすると平均稼働160hとすると512,000円/月です。第二新卒とかのよくわからないおにーちゃんを採用して1、2ヶ月研修という名の自習をさせてそれだけもらえるならオイシイですね。事業者はウハウハです。

あとは、保守・運用ワーカーみたいな案件で、よくシフト(24h365日対応)の夜勤があるような案件だと、単金に補正がかかるので、よりオイシクなります。夜勤ばんざーい!です。

でも技術者自身には・・・



というわけで事例の紹介例が少なくて随分極端ですがトクハだと、派遣事業者側からするとウハウハです。

でもよく考えましょう。これは派遣事業者側に入る金額です。いくら単金が高いとは言え本人に入る金額ではありません。

『トクハ』の場合、業務委託(準委任)と違って派遣される技術者は派遣事業者の『社員』でないと派遣出来ないので、健康保険、厚生年金等の福利厚生が派遣事業者側にコストとして上乗せされます。
なので、派遣事業者側は大体、2〜3割くらいですかね?技術者への額面給与から更に2〜3割上乗せしたものがコストとしてかかるわけです。

それを引いた分が利益になるので、実は見かけよりあまり儲からないのです。
例をあげます。

例:
    ①派遣事業者側売上げ     :800,000円/月
 
    ②技術者Aの額面給与      :500,000円/月
    ③派遣事業者側福利厚生負担分 :150,000円/月(3割と仮定)

 ①−(②+③)=250,000円/月

というわけで、あまり儲かりません!

・・・と終わらせようと思いましたが、粗利250,000円/月も貰えるならばめちゃくちゃオイシイですね。
「業務委託(準委任)」?「BP何社下?」」m9(^Д^)プギャ〜、って感じます。
「商流?なにそれ?食えんの?」って感じです。

もちろんそこから『管理コストw』が派遣事業者側にはもちろんかかりますが、まあたかが知れてますよね。

いや〜、「トクハ」って本当にオイシイですね。